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相続放棄したのに、なぜ債務の取り立てが来た?正しい手続きと対処法を解説

投稿日:2015年9月13日 更新日:

相続放棄したのに、なぜ債務の取り立てが来た?正しい手続きと対処法を解説

あなたは、相続放棄という言葉の具体的な意味をご存知でしょうか?

社会人になり、数十年間働けば、親は自分よりも先に死ぬことになります。親と同居して、ある程度、金銭状況について把握していれば良いのですが、親元から離れて生活していると、分からないことも多いでしょう。

親が亡くなり、ある日突然、財産の問題が発生します。今回は、財産問題が発生した場合に、取り立て行為など、様々な問題にどのように対処すれば良いのかについて解説します。

自分の借金でないのに相続したら取り立てが!

自分の身の上に、相続が起こってしまって、財産を相続したものの、実は借金もあったので、それも相続しなきゃいけない!

自分の親にそんな借金があったなんて知らないし、計算してみるとどうも、借金の額の方が多い・・・
相続放棄しよう!と思い立っていたものの、早速取り立てが来てしまった。どうしよう?という場合。

相続の放棄が出来るのは、相続が発生したときから、3か月以内です。相続が発生した時というのはあなたが「相続が起こった」と理解した時ですから、借金があった!と知った時から
数えてよいのです。

そうなった場合、手続きをしなければいけませんから、弁護士さんに依頼しましょう。相続を放棄すれば取り立ても当然無くなります。

しかし、あなたがもし弁護士に依頼して以内と思われていたら、相続放棄をしても、とぼけて、請求書が来てしまう場合があります。

相続放棄をする場合、3か月以内であれば可能ですが親族に迷惑をかけないために、少しだけ
周りの人にも気を使ってもらいたいことがあります。あなたが相続放棄をすると、相続人の誰かにその権利が移ってしまいます。

ということは同じ債務が次の継承相続人に行ってしまうのです。そのためにもあなたが放棄するの旨を次の相続人に話しておく、ということが必要です。

でなければ、その次の人が、あなたと同じように、ある日突然、借金が回ってきて驚いてしまった!ということになるので、お互いに相続人全員で、その事実を共有して放棄していく必要があるのです。

財産には、プラス的要素とマイナス的要素がある

知り合いが目の前にいて、「自分は、親から財産を受け継いだんだ。」と話す姿を見れば、誰しもが土地などのプラスの財産を受け継いだと思うでしょう。

しかしながら、財産には2種類あり、上記で説明したようなプラスの財産とマイナスの財産があるのです。もしかしたら目の前にいる知人は、親が作った借金を受け継いだと言っているのかもしれません。

もし、そうだとするならば、この知人は親の借金の支払いを回避することはできないのでしょうか。このような希望に沿うように、日本の法律には相続放棄と呼ばれる法律があります。

相続放棄は、どんな目的で行われるの?

相続放棄を利用すれば、親が膨大な借金をしていたとしても、自分の家族を守ることができます。そのため、相続放棄とは、相続させられる人の生活を守るための法律なのです。

また、一方で、親の財産の話には一切関わりあいたくないという人もいます。このような人も、相続放棄という法律を利用して、自分と親の財産の関係をなくしてしまうことができます。

相続放棄は、絶対的な手段ではない

上記の説明を見れば、マイナス財産だった場合、誰しもが相続放棄をするかのようにイメージされるかもしれません。

しかしながら、例えどれだけを大きな借金があったとしても、自ら親の借金を返済しようとする人もいます。このことを、「単純承認」と呼びます。

また、「限定承認」と呼ばれる返済方法もありますので、覚えておいてください。

もし、自分が支払えるのであれば、相続放棄せずに、支払いを済ませておいた方が、自分の次に相続する人に迷惑をかけずに済みます。

当然ながら、自分が相続放棄をすれば、その借金を誰かが支払わなければいけないのです。相続放棄という言葉を表面的に理解すれば、親の借金を回避できて最高だと感じるかもしれません。

回避した借金というのは、依然として存在し、自分の知っている家族の誰かに、請求が行くことになります。

相続放棄するための正しい手順

例え借金の相続が、家族の誰に行くのか分かっていたとしても、相続放棄しなければ、生活することができないというのであれば、下記の手順で相続放棄を進めてください。

〈相続放棄の具体的手順〉

  • 自分が相続人になったことを知った瞬間から3ヶ月以内に相続放棄申述書を家庭裁判所に提出
  • 相続放棄申述書の内容が家庭裁判所に承認された場合は、相続放棄申述受理通知書が交付される

相続放棄には、基本的な前提条件というものがあります。相続放棄は、自分が相続人であることを知ったときから、「3カ月以内」でなければ、相続放棄をすることができないのです。

もし、自分が1カ月前に相続人であることを知って、相続放棄したいと考えるようになったのであれば、家庭裁判所に相続放棄申述書と呼ばれる書類を提出する準備をしましょう。

家庭裁判所に書類を提出し、この書類の承認作業が完了すれば、相続放棄申述受理通知書が交付されることになるのです。相続放棄申述受理通知書を利用すれば、相続放棄したことを証明することができます。そのため、この通知書があれば、債権者に相続する権利がないことを明確に証明できるということです。

珍しい場合ですが、先ほどの通知書ではなく、相続放棄申述受理証明書が必要だという人がいます。この証明書に関しては、家庭裁判所へ申請手続きをすることで交付してもらうことができますので、対処方法として覚えておきましょう。

相続放棄手続き中の取り立て行為への対応

相続放棄手続き中でも、債権者は、借金を回収したいですので、賃金業者が来る可能性があります。もし、相続放棄の手続きをしている最中に、債権の回収に業者の方が来たというのであれば、相続放棄中であることを明確に伝えましょう。

しっかりとした運営をされている金融機関であれば、そのまま帰ってくれます。なぜならば、相続放棄中であるにも関わらず、相続人の家の前に立って帰らないことが、「貸金業法違反」であることを知っているからです。

上記の説明を見れば分かるように、相続放棄が承認された場合は、取り立て行為は絶対に認められませんので、帰らないようであれば、警察を呼ぶ意思を相手の方に伝えましょう。

相続放棄のまとめ!相続放棄をしたら取り立ては無くなる

相続放棄とは、名前の通り、親から受け継ぐ財産権利を放棄することです。財産放棄の対象となる財産は、プラスかマイナスなのかは、問われません。法的に問われているのは、権利の対象者についてです。

相続について知ってから3カ月以内に家庭裁判所に向けて、相続放棄申述書を提出し、相続放棄申述受理通知書が交付されれば、相続放棄が承認されたことになります。

例え相続放棄中に取り立て行為を行われたとしても、相続放棄中であることを伝えれば帰っていただくことが可能です。しかし、相続放棄をするからには、次の相続先の家族の人としっかりと話し合うようにしてください。

相続放棄の後も取り立ての請求書が届き続けたら

あなたがもし弁護士に依頼して居ることを知らずに、雰囲気でいたら、相続放棄をしても、請求書が来てしまう場合があります。

もしあなたが一人で悩んでいたら、放棄したのにどうしよう?と思ってしまうかもしれません。

そんな時は専門家である弁護士や司法書士に相談すると、裁判所から来た相続放棄の認められたコピーを請求先に、送って、支払う義務はないことを伝えるように言われます。

相続放棄をしたことを伝えて「その書類コピーを送ります」と言えば大丈夫です。

相続には、遺産を引き継ぐほか、負債も引き継ぐ特徴があり、ほっておくと、全部相続したものとみなされることもあるので、(手続きをしないと単純承認とみなされます)気をつけなくてはなりません。

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